2016年06月16日更新

"金継ぎ"で器を修繕。簡単なやり方や参考にしたいみんなの作品集

落として割れた器や、ぶつけて欠けた器。ひびが入った器。お気に入りの器だったのに……とあきらめてしまうまえに"金継ぎ(きんつぎ)"をしてみませんか。室町時代、茶道の発展とともに生まれた器の修繕技法である"金継ぎ"が、今また注目を集めています。

"金継ぎ"とは何だろう

割れや掛け、ヒビの修繕技法

"金継ぎ(きんつぎ)"は、割れた器やかけた器、器に入ったヒビなどを直す修繕技法の1つです。破損した部分を漆を使って接着し、継ぎ目の上から金粉をかけて総称したものを"金継ぎ"といいます。"金繕い(きんつくろい)"という呼び方もあります。

再び使える器に

割れたり欠けたりした器をただ元の形にくっつけるのではなく、もう一度使うことができるように直してくれる"金継ぎ"。この技術は、室町時代にはじまったとされています。なぜなら、その時代に茶道の誕生があったからです。

同じころ、中国では"金具継ぎ"という鉄でできた金具を使う技法で器の修繕が行われていました。

"景色"と呼ばれる継ぎ目

修復された継ぎ目のことを"景色"と呼びます。元の姿に新たに加わった修繕のあとに趣(おもむき)や風情を見出してきた日本人の美意識を感じさせられるネーミングです。

壊れても新しい味を加えてくれる

器は壊れるもの。それでも、お気に入りの1枚や名窯の作品を失うことは辛いことでもありますよね。"金継ぎ"はそうした器を修復するだけでなく、新しい味をプラスしてくれるすばらしい技法です。

"銀継ぎ"も

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出典: tsugi.de

継ぎ目の仕上げに使われるものは金粉だけではありません。銀の粉を使ったものは"銀継ぎ"と呼ばれています。ほかに白金(はっきん:プラチナのこと)を使った"白金継ぎ"もあります。

生活の中に、美意識を

"金継ぎ"の技術は年々後継者が減っていたり、骨董の器に多く使われていることなどから敷居が高そう、難しそうといったイメージがありますね。

けれど、最近では"金継ぎ"の教室やワークショップが全国各地で開かれるようになり、秘かなブームになろうとしています。ものを大切にする心や、生活の中に美意識を持つことが再認識されているのでしょう。

海外でも"KINTSUGI"として

"金継ぎ"は、海外でもそのまま日本語の"KINTSUGI""KINTSUKUROI"として知られています。

こちらはスコットランドのグラスゴーにお住いのグラフィックデザイナー、エレンさんの作品。はじめて"金継ぎ"に挑戦したそうです。

食品に使用しないなら"なんちゃって金継ぎ"も

本来の"金継ぎ"は本漆を使用して器のヒビや割れ、欠けを修繕します。食べ物や飲み物を入れる器には、漆が一番安全です。シアノアクリレート系の瞬間接着剤は熱に弱く、エポキシ樹脂系の接着剤は原料に人体に有害な化学物質が使われているためです。

けれど、観賞用の器や花器などの場合は、漆よりも手軽に扱える接着剤や樹脂を使って"なんちゃって金継ぎ"をすることもできます。用途に応じて使い分けてもいいですね。

エポキシ樹脂の安全性

簡単にできる方法

フルーツ入れに"なんちゃって金継ぎ"を

それでは、まずは"なんちゃって金継ぎ"の方法をご説明していきましょう。こちらは海外の方のアイデアです。

こちらの画像のように、フルーツを入れるための大きめの器に"なんちゃって金継ぎ"をほどこします。

用意するもの

1.強力接着剤
2.ゴールドの塗料
3.小筆
4.壊れた器

Step1:塗料を塗る

まず、本体の割れた部分の側面にゴールドの塗料を塗ります。続いて、割れたピースの側面にもゴールドの塗料を塗ります。小筆を使って少しずつのせるようにすると、キレイに色が付きます。

ポイントは少し多めに塗料をのせること。ゴールドがキレイについたら、ピースを本体に合わせてみます。1度強く押し付けるようにすると、塗料が少しはみ出して美しい"景色"を作ります。

Step2:くっつける

いったんピースを離して、ゴールドの塗料の上から強力接着剤を塗ります。そして、もう1度ピースを本体に押し付けます。

1分ほど強く押し付けたままにしておきましょう。そのあと手を放して、2時間ほど乾燥させたらできあがりです。

詳細はこちら(英語)

最初に接着剤と金粉を混ぜる方法も

こちらは接着剤とゴールドのパウダーを混ぜて金色の接着剤を作ってしまうアイデアです。

接着剤はエポキシ樹脂系のものが使われていますので、硬化してしまう前に手早くミックスします。

割れた面にしっかリと塗って

できあがった金色の接着剤を、器の割れた面にしっかりと塗りつけます。乾いてしまう前に、割れたピースをぎゅっとくっつけるようにします。

下に動画もご紹介しておきますね。音声がない動画ですが、手軽に"なんちゃって金継ぎ"ができる様子がわかります。

動画でチェック

接着剤を塗るために、マッチ棒が使われています。

漆と金粉で"なんちゃって金継ぎ"

蚊やりの場合

こちらは陶製の蚊やり。蚊取り線香がすっぽりと収まるサイズのウサギ型です。

Step1:陶磁器用接着剤で

まずは、陶磁器用の接着剤を使って割れてしまったピースをまず本体にくっつけます。

Step2:漆と金粉で

接着した継ぎ目に"金継ぎ"をします。漆に金粉を混ぜたものを、小筆で塗っていきます。1晩乾燥させたらできあがりです。

詳細はこちら

「新うるし」を使う方法も

こちらはお砂糖壺のフタです。金属やガラス、陶磁器に使うことのできる「Eセット」というボンドと「新うるし」を使って"なんちゃって金継ぎ"をされています。

「新うるし」は、釣り道具である竹竿の補修などに使われるもののようです。すでに色がついているので、金のほかにもお好みのものを選ぶことができます。

陶磁器の修理用ボンド

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出典:  www.amazon.co.jp

ボンド Eセット 100gセット

容量:100g
主原料:エポキシ樹脂

特徴:充てん性・高耐久性・高耐水性・2液混合型・90分硬化開始

¥625 (税込)

※最新の情報は商品ページをご確認ください
商品ページへ www.amazon.co.jp

陶磁器のほかに、金属やガラスにも使用できるボンドです。観賞用の器や、食費以外のものを入れる器にどうぞ。

手軽に扱える「新うるし」

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出典:  www.ozatoya.co.jp

サクラ フグ印 新うるし

容量:10g

¥485 (税込)

※最新の情報は商品ページをご確認ください
商品ページへ www.ozatoya.co.jp

フグ印の「新うるし」は上述のように釣竿つくり専用の塗料です。食器には使うことができませんが、観賞用の器や食品以外のものに使う器の"なんちゃって金継ぎ"に活用している方も多くいらっしゃいます。

上の商品リンク先では、こちらの「新うるし」の使い方の説明もありますのでご確認ください。

食品衛生法を通った接着剤

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出典:  www.amazon.co.jp

Devcon(デブコン) NEWファススティック 114g 緊急補修剤

容量:114g
カラー:灰色

接着可能素材:金属全般・木材・コンクリート・ファイバーグラス・セラミック・石・陶器
硬化時間:25℃で1時間
可使時間:3分から5分
耐熱温度:120℃

¥2,700 (税込)

※最新の情報は商品ページをご確認ください
商品ページへ www.amazon.co.jp

エポキシ樹脂の中にも、厚生省による食品衛生法に合格したものがあります。食べ物や飲み物をいれる器には、食品衛生法に合格した接着剤を使うと安心ですよね。こちらはアメリカ製ですが、割れたり欠けたりした陶器の補修にも使うことができる接着剤です。

スティック状になっているので、必要な量だけ切り取って使うことが可能です。切り取った分を揉むだけでOKという手軽さも嬉しいですね。

パテを使った"なんちゃって金継ぎ"

器の「欠け」に

画像のように「欠け」てしまった器にはパテを使います。このパテも、食べものや飲みもののための器にはおすすめできませんが、観賞用やほかの用途のためならば問題はありません。

パテで補修

欠けてしまった部分をパテで補修します。割れたカケラがあればそれを接着剤でつけたあと、隙間を埋めるようにします。

パテが多くつきすぎた場合は、伸ばすようにします。乾燥させてから紙やすりで研ぎ、表面を平らかにしていきます。

金を塗る

パテがしっかりと乾燥されてから、仕上げに金色の塗料を塗って"なんちゃって金継ぎ"のできあがりです。

パテを使う"なんちゃって金継ぎ"の手順について、詳しく描かれているBlogがあります。ぜひ参考にしてみてください。

自分の手で「欠けた食器」を修理する。〜その1. つくろい編〜

本格的な金継ぎの方法

天然素材を原料に

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出典: imgur.com

上述のように"金継ぎ"は茶道の発展とともに発達してきた修復技術です。豊臣秀吉が愛用の抹茶茶碗を"金継ぎ"で修復させた逸話も残されています。

当時の"金継ぎ"は、天然素材を原料にしていました。直接口をつける茶碗などに使われる技術でしたし、そのころ化学物質を使った接着剤はありませんでした。

新しい景色を

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出典: imgur.com

現代においても、本格的な"金継ぎ"では化学物質を使わず、すべて天然の素材を使います。漆を接着剤にして器をつなぎ、そのつなぎ目に純金や純銀の粉をかけるという手法です。漆は乾くと黒くなるので、そのあとを隠すと同時に新しい"景色"を生み出しているのです。

漆の扱いが初心者には難しいと言われていますが、丁寧に時間をかけることでクリアできます。

Step1:砥粉または小麦粉を混ぜる

まず、接着剤となる「麦漆」を作りましょう。「のり漆」とも呼ばれる、天然の接着剤です。

ここでは、水と砥粉を混ぜています。水と小麦粉でもOKです。古くは、温かいご飯粒(30粒程度)を使うこともあったそうです。

さまざまな方法がありますので、参考にする書籍や師事している教室の先生によって、ちがいがあるかもしれません。

Step2:漆を混ぜる

Step1で混ぜた砥粉と同量の漆を混ぜます。全体に均一になるようにしっかりと混ぜましょう。

Step3:割れたピースをくっつける

割れた破片と本体の側面に、Step2で作った「のり漆」をしっかりと塗りつけます。その後、破片と本体をくっつけます。

元の形になったら、輪ゴムやマスキングテープなどで固定して乾かします。漆は乾燥に時間がかかります。温度よりも湿度が大切といわれています。一定の湿度を保つために室(むろ)に入れる方法もあります。

室を用意する

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出典: itiho.com

職人さんや専門家は"金継ぎ"した器を入れておく乾燥室を室として使うようですが、ご自宅で挑戦する場合は画像のような発泡スチロールのトロ箱や木箱、ダンボール箱などを使うことができます。器がすっぽり入るサイズがいいですね。

漆が乾燥するまでの間、一定の湿度を保つことができるようにフタ付きの箱を用意しましょう。箱の底に濡らした雑巾や布巾を置き、箱の側面に霧吹きで水を吹き付けておきます。

Step4:乾燥は約1週間

漆の乾燥には、およそ1週間ほど必要です。

Step5:はみだした「麦漆」をキレイに

室から取り出した器の割れ目から「麦漆」がはみ出している部分をキレイにします。

空研ぎ用のペーパーやクリスタル砥石などで表面を傷つけないように軽くこすります。大きなものは、小刀やカッターで削り取った後、ペーパーや砥石をかけてもいいでしょう。

表面がつるつるになるようにします。外側だけでなく、器の内側の処理もお忘れなく。

Step6:つなぎ目のラインに漆を塗る

表面をつるつるに研いだら、割れ目のラインに沿って漆を塗っていきます。このラインが"金継ぎ"のラインとなるので、丁寧に美しく。できるだけ細く薄いラインの方が仕上がりがキレイに見えます。

漆を厚く塗りすぎると、金粉をのせたときに沈んでしまうそうです。漆に沈んでしまうとキレイな金色が出なくなってしまうので、気をつけてください。蒔絵筆と呼ばれる細筆がおすすめです。

Step7:金粉をかける

底の浅い器や紙の上に金粉を広げ、真綿や綿棒にとります。それを割れ目に塗った漆の上にぽんぽんとはたくようにして金粉をかけていきます。これは「蒔絵(まきえ)」の手法と同じですね。

この時、まわりに余分な金粉がついてしまうこともありますが、慌てずに。漆が乾いてから金粉を落としましょう。

Step8:磨く

金粉を蒔いたラインを光らせるために、少量の砥粉を油で練ったものをコットンにつけて軽く磨きます。そのあと石粉を指にとって、指で直接磨くようにします。こちらは力を入れて。指が熱くなるような感覚で磨くと、金が輝きを増します。

「粉固め」という技法も

金粉をしっかりと定着させるために、「粉固め」という技法を使う場合もあります。特に目の粗い金粉や銀粉を使用した際には、最後に「上ずり漆」を塗り、室で1日か2日ほど乾燥させます。その後、Step8の工程に進むようにしましょう。

きんつぎ屋さんの"金継ぎ”

埼玉県川口市で教室を開いてる「きんつぎ屋」さんはWEBサイトで"金継ぎ"の工程を紹介しています。

画像のように割れた器の断面に「麦漆」と呼ばれる接着剤を塗ります。水と小麦粉を混ぜたものに漆を加えて作った「麦漆」でピースを元の形に戻してから、室(むろ)で乾燥させます。

詳しくはこちら

必要なもの

1.漆

下地用 上生漆

容量:50g

※ほかに100g(2,300円)、195g(4,136円)、500g(8,100円)、1kg(16,200円)、2kg(32,400円)があります。

¥1,240 (税込)

※最新の情報は商品ページをご確認ください
商品ページへ www.shikataurushi.com

"金継ぎ"は漆を使う技術です。必要な材料のほとんどは漆屋さんでそろえることができます。こちらは京都にある「鹿田喜造漆店」さん。"金継ぎ"関連のアイテムをまとめたページもあるのでお買い物がしやすいですよ。

漆といっても本格的な"金継ぎ"では使い分けがあります。下地用の漆は「麦漆」を作る際に使うものです。

つなぎ目にラインを描くために

蒔絵用 絵漆

容量:30g

※ほかに50g(4,698円)もあります。

¥2,970 (税込)

※最新の情報は商品ページをご確認ください
商品ページへ www.shikataurushi.com

蒔絵用の漆は、つなぎ目に金粉を蒔くラインを描くために使います。下地用の漆に比べると色が赤いですね。これは、蒔絵用の「赤呂色」と「弁柄」という2種類の漆が混ぜられているためです。よく伸びてなじみがいいのできれいなラインを描くことができます。

「粉固め」用に

日本産 上ズリ (生正味・伊勢早)

容量:30g

※ほかに、50g(5,940円)、100g(10,800円)、195g(21,060円)もあります。

¥4,540 (税込)

※最新の情報は商品ページをご確認ください
商品ページへ www.shikataurushi.com

上述のように「丸粉」と呼ばれる粒の大きな金粉を使う際には、しっかりと固定するために最後に「粉固め」を行います。その時使う漆が、こちらの「上ずり漆」です。美しくつややかなしあがりに。

鹿田喜造漆店

2.金粉

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出典:  urushiya.ocnk.net

金粉 消粉 上色

容量:0.1g

¥1,080 (税込)

※最新の情報は商品ページをご確認ください
商品ページへ urushiya.ocnk.net

"金継ぎ"に使う金粉にはいくつかの種類があります。まず、純金を使ったものとしてはパウダー状の「消し粉」。これは漆の上に蒔いたらそのままでOKなのでお手軽です。金箔を練って薄くのばしたものを粉状にしているので磨いてもそれ以上の光沢はでないそうです。

こちらの金粉は福井県にある「箕輪漆行」さんの商品です。

箕輪漆行

3.砥粉(とのこ)

山科産 特注砥之粉

容量:100g

※ほかに1kg(648円)、3kg(1,404円)、20kg(6,480円)もあります。

¥162 (税込)

※最新の情報は商品ページをご確認ください
商品ページへ www.shikataurushi.com

割れたピースを本体にくっつける接着剤としての「麦漆(のり漆)」を作る際に必要な「砥粉」。「砥之粉」と表記されることもあります。これは、主に砥石を切り出すときに出る石の粉末のことです。昔か日本刀の刃を磨いたりするときに使われてきました。

4.耐水ペーパー

耐水ペーパー

目の細かさによって15種類あります。

70円:120番・150番・180番・220番・240番・280番・320番・400番・600番・800番 
81円:1000番
86円:1200番・1500番
97円:2000番
102円:2500番

¥70 (税込)

※最新の情報は商品ページをご確認ください
商品ページへ www.shikataurushi.com

いわゆる紙やすりの1種です。通常の紙やすりは非耐水性なので水に濡れると破れてしまったりはがれてきてしまったりします。耐水ペーパーに水をつけて磨くと、摩擦熱を抑えることができます。

器の"金継ぎ"の場合は600番から1000番の目の粗さが適しているようです。

下でご紹介する初心者用のキットなどでは「砥石」がセットになっていることもあります。どちらもはみだした漆を削るために使います。

5.真綿

蒔絵用 真綿

¥540 (税込)

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真綿は蚕(かいこ)が作る繭(まゆ)からとれたもの。光沢があってやわらかく、さらにしなやかで強いという特徴があります。この真綿に金粉をとり、漆で描いたラインの上にポンポンと金を蒔いていきます。

6.石粉(いしこ)

石粉

容量:20g

※ほかに50g(648円)、100g(864円)もあります。

¥270 (税込)

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石粉は長石(長石)と呼ばれる石の粉です。"金継ぎ"の工程の中では、最後に蒔いた金や銀を輝かせるために使います。金消し粉を使う場合は必要ありません。

7.へら

プラスチックベラ

サイズ:20mm

※ほかに25mm(140円)、30mm(162円)があります。

¥108 (税込)

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「麦漆(のり漆)」を作る際などにへらが必要です。プラスチック製のへらでも十分です。こちらは「鹿田喜造漆店」さんのものですが、100円ショップなどで購入できる粘土用のへらでもOKです。

8.細筆

村九製 赤軸根朱替

¥3,429 (税込)

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漆で割れ目のラインをなぞる際に、細い筆が必要です。おすすめは蒔絵に使う「蒔絵筆」。特にこちらの筆は細長い穂先が美しいラインを描いてくれます。

蒔絵用以外の筆でももちろん問題はありません。面相筆も使いやすくていいですね。

9.手袋

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出典:  www.amazon.co.jp

金石衛材 やわらか手袋 ビニール素材

サイズ:Mサイズ
容量:100枚入り

※ほかにSサイズとLサイズがあります。

¥595 (税込)

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"金継ぎ"では漆を扱います。体質にもよりますが、漆はかぶれるもの。手袋をして直接肌に触れないように気をつけましょう。

そのほかにあると便利なもの

・スポイト……少量の水を混ぜる際に。100円ショップでも購入可能。
・ガラス板……漆を混ぜたり「麦漆」を作る台に。100円ショップのフレームなどを代用可能。
・サラダオイル……漆に使った筆を洗うため。オリーブオイルでも。
・無水エタノール……油で洗った筆を洗うため。薬局で購入可能。
・箱……室(むろ)として使うため。木箱・トロ箱・ぷすちっくの衣装ケース・段ボールなどフタ付きのもの。

漆屋さん以外でも"金継ぎ"の材料は手に入る

TOKYU HANDS(東急ハンズ)

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出典:  hands.net

金継初心者セット

17点セット:透漆・弁柄漆・純金粉・小麦粉・砥粉・砥石・メノウ・手袋・竹べら・プラスチックへら・タコ糸・作業台・試し用台紙・綿棒・真綿・木粉・刻苧綿
説明書付き

¥8,208 (税込)

※最新の情報は商品ページをご確認ください
商品ページへ hands.net

クラフト関係のアイテムが充実している「TOKYU HANDS(以下、東急ハンズ)」には、初心者さんのためのキットがあります。"金継ぎ"に必要な道具はほぼ網羅された17点のセットになっています。漆はマニキュアのようなボトルに入っています。キャップにブラシがついているところもマニキュアと同じですが、蒔絵筆など細筆があるとより便利に。

こちらのキットは東急ハンズのAmazon店や楽天店でも購入可能です。

単品でも

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出典:  hands.net

純金消粉

容量:0.3g

¥4,217 (税込)

※最新の情報は商品ページをご確認ください
商品ページへ hands.net

「東急ハンズ」では、キット以外に単品でも"金継ぎ"の材料を購入することができます。こちらは純金製の金粉です。ほかに、本漆や砥粉などもあります。

ネットショップでも

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出典:  www.amazon.co.jp

ウィークエンド漆職人 金継ぎ編

セット内容:純金粉・練習用金色粉・砥の粉・生漆・ 漆薄め液・漆練り盤・漆練りヘラ・細筆・割り箸・練習用割れ小皿・漆とき皿・作業用手袋・真綿・解説書・研磨紙・たこ糸・乾燥室(ダンボール外箱)

※漆かぶれ防止解説書・制作解説書・ 解説DVD付

¥15,800 (税込)

※最新の情報は商品ページをご確認ください
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Amazonや楽天などのネットショップでも"金継ぎ"の道具や材料を購入することができます。こちらはひととおりの材料がセットになったもの。はじめて挑戦する方には、キットがおすすめです。

ワークショップや教室も人気

初心者さんも歓迎

日本各地で"金継ぎ"の教室やワークショップは開催されています。初心者の方でも丁寧に教えてくれるので安心ですね。

"金継ぎ"の魅力にとりつかれた生徒さんたちは、骨董市などであえてヒビや割れのある器を物色したりすることもあるとか。自分の手でお気に入りを再生できる楽しみを手に入れられそうです。

こちらの画像は島根県にある「群言堂」で開催された修復専門家・漆作家の河井菜摘さんによるワークショップの様子です。

群言堂 石見銀山本店

漆と金継ぎ教室(河井菜摘さん)

京都と鳥取に工房を持ち活動されている河井さんは"金継ぎ"教室も開催されています。教室も京都の嵐山と鳥取の倉吉市の2カ所にあります。

どちらも1回150分のレッスンが6回。WEBサイトには教室開催日のカレンダーが表示されていますのでご確認ください。お申込みもサイトからできます。

京都教室:京都府京都市西京区嵐山中尾下町10 リバーサイド嵐山
鳥取教室:鳥取県倉吉市関金町米富303

うるし、なおし(河井さんの公式WEBサイト)

はりよ 金継ぎ教室(播代漆工芸教室)

東京御徒町にある"金継ぎ"教室「はりよ 金継ぎ教室」では、講師1名につき生徒は10名までという少人数制をとっています。月1回コースと月2回コース、月3回コースがあります。さらに、プロフェッショナル養成コースも用意されています。

見学や入会は随時受け付けてくださるそうですので、まずはお電話で連絡を。

住所:東京都台東区台東3-41-4 加藤ビル3階
電話番号:03-3834-1528
定休日:月曜日

はりよ 金継ぎ教室

金継ぎ教室 金継宗家

こちらは東京都豊島区にある"金継ぎ"教室です。「入門・初級クラス」からスタートし、「中級クラス」「上級クラス」「師範クラス」へと進級していきます。

東京芸術大学美術学部工芸科を卒業された塚本さんが講師を務めていらっしゃいます。

住所:東京都豊島区南長崎5-1-10 ラ・カサ南長崎401
電話番号:03-5982-2607

Mottainaiが育てた修繕技法【金継宗家・金継ぎ】塚本将滋(塚本尚司)

外務省による日本文化紹介ビデオの日本語バ-ジョンです。金継宗家の塚本さんが出演されています。このビデオは7カ国語に翻訳され、各国の大使館に贈られたそうです。Youtubeでも見ることができます。

金継ぎ教室 金継宗家

”うるしさん”の金継ぎ学級(にっぽん てならい堂)

東京都江戸川区の小岩に工房を持つ"うるしさん"による"金継ぎ"のワークショップのコースがあります。1回4,320円のレッスン費で全6回コースになっています。

小岩のほかに世田谷区の代田にも教室があります。どちらも定員数に限りがあります。

受講希望の方が多く、現在新しい募集はされていないそうですが、メールマガジンを申し込むと新規募集のお知らせが届きます。

”うるしさん”の金継ぎ学級(にっぽん てならい堂)

きんつぎ屋の金継ぎ教室

こちらは、埼玉県川口市の教室です。講師の吉沢さんは、もともと骨董の世界から"金継ぎ"に入られた方。独学ののちに輪島の蒔絵教室で"金継ぎ"を習うも2日間で卒業されたという経歴をお持ちです。

その後知り合いの骨董商さんたちに"金継ぎ"をやってほしいと依頼されるようになったそうです。2009年からご自宅で教室を開くことに。

現在は定員に達しているため新規募集はしていないそうでのでこまめに確認をしてみてください。

きんつぎ屋の金継ぎ教室

金継ぎ部

石川県立輪島漆芸技術研修所を卒業された堀道広さんが講師を務める「金継ぎ部」。東京都内のカフェやギャラリーなどで教室が開催されています。場所によっては定員に達しているところもありますが、新入部員募集中のところもありますので、要チェックです。

堀さんのWEBサイトにて確認してみてください。

金継ぎ部(堀道弘さん)

カジュアル金継ぎ 体験講座

こちらはジュエリーメイク用のボンドと金箔を使う「カジュアル金継ぎ」の体験講座です。1日で完成するので、その日のうちに作品を持ち帰ることが可能とのこと。

銀座にあるヨーロッパ輸入洋食器店「マリアアマリア」さんにて開催されます。

住所:東京都中央区銀座4丁目6番1号 銀座三和ビル(三菱東京UFJ銀行4F)
電話番号:03-5159-5159

カジュアル金継ぎ 体験講座(マリアアマリア)

みんなの金継ぎを見てみよう

手をかけて、時間をかけて

ステンドグラス作家の西冨なつきさんの作品です。新しい技術を習うためにと"金継ぎ"教室に通われたそうです。シンプルでありながら存在感のある仕上がりは、さすがですね。

こちらの作品は、最後に金を蒔いてから1カ月の定着期間を置いたそうです。手をかけて、時間をかけて直す"金継ぎ"。愛着もますます増しそうです。

チップへの"金継ぎ"はかわいらしく

こちらはヨガインストラクターである遠藤栄理香さんの作品です。2回目の"金継ぎ"とのことですが、欠けた部分が可愛らしいアクセントになった"金継ぎ"は、すてきですね。

斜めのラインで

こちらも遠藤さんの作品です。

正方形の小皿を"金継ぎ"しています。対角線上に斜めに入った金のラインが美しいですね。

はかなげなつゆ草の器

かなり細かく割れてしまった器も、丁寧な"金継ぎ"で美しくよみがえります。繊細な筆遣いで描かれたはかなげなつゆ草の絵柄に、細い金のラインがマッチしています。

使えなかった土瓶を

ご実家にあった土瓶。口の部分が書けてしまっていたため、使えずにいた土瓶を"金継ぎ"でよみがえらせました。

土っぽい常滑焼の土瓶とのこと。注ぎ口のフォルムと"金継ぎ"のコントラストがすばらしいですね。

れんげにも金継ぎを

柄の部分がぽきっと折れてしまったれんげ。手になじみ、使いやすいサイズだったこともあり"金継ぎ"で補修されたそうです。

白いれんげにすっと入った1本の金色のラインが美しいですね。

ぽっちりとついた金のアクセント

欠けた部分への"金継ぎ"は、ぽっちりと金がついてすてきなアクセントに。修繕のための技術に、美意識をプラスする日本の手仕事の奥深さに感動します。

"金継ぎ"教室の生徒さんの作品

こちらは"金継ぎ"教室の生徒さんの作品です。もともと器についていた傷のような部分を"金継ぎ"で補修されたとのこと。器の模様とともに、美しい"景色"になっていますね。

金継ぎの本も、いろいろ

現代風"金継ぎ"指南書

※最新の情報は商品ページをご確認ください
商品ページへ books.rakuten.co.jp

この本は2012年の4月に出版されました。ホームセンターや100円ショップなどで購入できる材料を組み合わせて、現代風に"金継ぎ"を楽しもうという山中さんのアイデアが披露されています。割れや欠けの補修に化学物質を使うことには賛否両論ありますが、上述のように観賞用の器や食べ物を入れない器などには十分使えるテクニックです。

本格的な"金継ぎ"をわかりやすく

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出典:  www.amazon.co.jp
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こちらは2015年に出版されました。エポキシ樹脂や陶磁器用接着剤などを使わず、本漆を使った本格的な"金継ぎ"の方法を初心者向けに解説しています。漆の扱いは初心者にはハードルが高い部分もありますが、丁寧な解説をしっかり読むことで、"金継ぎ"の楽しさやすばらしさを感じることができるはずです。

写真も多く親切

※最新の情報は商品ページをご確認ください
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2013年に発売されたこちらの本は、写真による解説が多く、初心者の方にも親切な説明になっています。ヒビや割れ、欠けそれぞれのタイプ別の修復の仕方が出ているので参考になりますね。

コツ・ポイント

日本人の「もったいない」精神と細部にまで美しいものを追求する美意識とが融合している"金継ぎ"の世界。海外でも高く評価される器の修復技術は、壊れてしまったからといってすぐに捨ててしまうのではなくもう一度手をかけてみることの大切さを教えてくれます。お気に入りの器や思い出の器を自分の手で直し、また使う。本漆を使った"金継ぎ"は古来から伝わる安全な方法です。

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